VTuber活動は2Dと3Dどっちがいい?違いは?それぞれのメリット・デメリットをご紹介!

VTuberの活動方法としては「2Dモデル(アバター)で始める」「3Dモデル(アバター)で始める」という選択肢があります。

2Dモデルにも、3Dモデルにもメリット・デメリットがあり、どちらで始めようかと悩むこともあるでしょう。

当記事ではそれぞれの違いやメリットデメリット、個人でVTuber活動を行う場合はどちらがオススメなのか等について書いていきたいと思います。

これからVTuber活動を始めようとお考えの方、2D・3Dモデルどちらで活動を始めようかとお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。

2D・3Dとは?

まず、簡単に2Dと3Dについて簡単にご説明します。

2D(モデル)とは?

奥行きや立体感というものはなく、縦・横のみの平面が2Dになります。2D(2 dimensional)=2次元です。

「2Dモデル」は、縦・横のみの平面で描かれたイラストが動いているモデルのことをいいます。

2Dのイメージ画像

3D(モデル)とは?

縦、横、奥行きがあり、立体のものが3Dなります。3D(3 dimensional)=3次元。

「3Dモデル」は、立体的で縦・横に加えて奥行きがあるモデルのことをいいます。

3Dのイメージ画像

2D・3DVTuberの違いは?

2Dモデルで活動するVTuberと3Dモデルで活動するVTuberには様々な違いがあります。

ここからは各項目ごとにそれぞれの違いをご説明していきます。

活動方法・内容の違い

活動方法・内容の違いには下記のようなことがあります。

2DモデルVTuber 3DモデルVTuber

2Dモデルで活動する

トーク、ゲーム実況、生放送、歌ってみた、描いてみた など

自由に身体を動かすことが難しい

3Dモデルで活動する

トーク、ゲーム実況、生放送、歌ってみた、描いてみた 自由に動くこと など

基本的に何でもできる

2Dモデルで活動するVTuberと3Dモデルで活動するVTuberでできることには大差ありません。

トークやゲーム実況、生放送などの基本的なできる内容は同じです。

大きな違いといえば「自由に身体を動かすことができるか・できないか」ということでしょう。

必要なもの・用意するものの違い

次に、必要なもの(用意するもの)には下記のような違いがあります。

2DモデルVTuber 3DモデルVTuber

キャラクターを動かすためのソフト
PC
ウェブカメラ
マイク
その他(活動内容による)

3Dモデル
PC
VR(全身を動かしたい場合)
トラッカー(関節なども動かしたい場合)
マイク
その他(活動内容による)

必要なものには違いが多くあります。

2Dモデルで活動する場合よりも、3Dモデルで活動する場合のほうが用意するものは多いでしょう。

そのため、準備に時間がかかり、費用が多くなってくるのは3DモデルVTuberになります。

しかし、どちらもモデルに高いクオリティーを求めたり、活動環境や機材などにこだわった場合お金も多くかかってくることには変わりません。

人気の違い

どちらのほうが人気がでやすいのか、それぞれの人気には違いがあるのかVTuberランキングを参考に見てみましょう。

2021年8月1日時点の30位までのVTuber登録者数ランキングを掲載します。

ランキングの見方

順位 チャンネル名【3D】=3Dモデル利用【2D】=2Dモデル利用【3D/2D】=どちらも利用(先に書いてあるモデルの利用が多め)

 


ランキング

1 Gawr Gura Ch. hololive-EN【2D】
2 A.I.Channel【3D】
3 Pekora Ch. 兎田ぺこら【2D/3D】
4 Korone Ch. 戌神ころね【2D/3D】
5  Mori Calliope Ch. hololive-EN【2D】
6 フブキCh。白上フブキ【2D/3D】
7  A.I.Games (Hinata Channel)【3D】
8 Marine Ch. 宝鐘マリン【2D/3D】
9 Coco Ch. 桐生ココ【3D/2D】
10 watson amelia ch. hololive-en【2D】
11 hololive ホロライブ – VTuber Group【2D/3D】
12 Aqua Ch. 湊あくあ【2D/3D】
13 rushia ch. 潤羽るしあ【2D】
14 Nyanners【2D/3D】
15 Noel Ch. 白銀ノエル【2D/3D】
16 Haachama Ch. 赤井はあと【2D/3D】
17 okayu ch. 猫又おかゆ【2D/3D】
18 Miko Ch. さくらみこ【2D/3D】
19 Ninomae Ina’nis Ch. hololive-EN【2D】
20 Takanashi Kiara Ch. hololive-EN【2D】
21 Matsuri Channel 夏色まつり【2D/3D】
22 Suisei Channel【2D/3D】
23 Subaru Ch. 大空スバル【2D/3D】
24 Nakiri Ayame Ch. 百鬼あやめ【3D/2D】
25 Watame Ch. 角巻わため【2D/3D】
26 Matsuri Channel 夏色まつり【2D/3D】
27 Kanata Ch. 天音かなた【2D/3D】
28 Kaguya Luna Official【2D/3D】
29 Botan Ch.獅白ぼたん【2D/3D】
30 Kuzuha Channel【2D/3D】

(参考:https://virtual-youtuber.userlocal.jp/document/ranking)


2D・3Dモデルどちらも利用しているVTuberが最も人気があるようでした。

しかし、活動初期からどちらのモデルでも活動していたわけではないようです。

人気上位のVTubeは最初は2Dモデルだけで活動を始め、人気が出てから3Dモデルを作成している方が多いようでした。

ということからも、使用するモデルによって人気に違いがでるということはあまりないのかもしれません。

2D/3DVTuberのメリット・デメリット

当たり前ではありますが、2D・3DVTuberのそれぞれにメリットとデメリットがあります。

ここからはそれぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。

2Dモデル

まず、2DモデルでVTuber活動を行うメリット・デメリットです。

メリット:比較的安価、2Dモデラーが多い、始めやすい
デメリット:自由な動きができない
メリットとしては、3Dモデルと比較すると安価で活動を始められることです。しかし、こだわりが強かったり、表情が多いモデルとなるとお金が多くかかってきます。
そして、2Dモデラーさんの人数が多いことからも自分の理想に近いキャラクターを作成していただける可能性が高いです。全体的にみて、始めやすいというのが大きなメリットでしょう。
デメリットとしては、自由な動きができないということがあげられます。全身を自由に動かしたい場合はできない可能性が高いので気をつける必要があります。

3Dモデル

続いて、3Dモデルで活動を行うメリット・デメリットです。

メリット:自由度が高い
デメリット:準備が大変、お金がかかる

メリットとしては、なんと言っても自由に動けることでしょう。自由に踊ったり、手をふったり、ジェスチャーゲームをしたりということができます。

リアル感が出やすいのは圧倒的に3Dモデルです。

デメリットは、準備が大変でお金がかかることです。2Dも3Dも準備は大変ですが、3Dモデルのほうがやることが多く大変となっています。

また、必要なものも多くお金もかかってくるでしょう。

2D・3Dモデルどちらで活動するのがいい?

 

桃野まゆり
オススメの方法は「2Dモデルで始め、人気が出てから3Dモデルを作成する方法」です。

やはり、最も選ばれる活動方法である「2Dモデルで始め、人気が出てから3Dモデルを作成する方法」が最もオススメでしょう。

2Dモデルで始めたほうが、準備での疲労や金銭的な負担などが少なくなり活動がしやすくなると思います。

また、3Dモデルを作成するという目標を掲げて活動していくことができるため、自身のモチベーションアップや視聴者との一体感を得られる可能性も高いです。

しかし、あなたがどのような活動をしていきたいのかによってもオススメモデルは変わってきます。

例えば、全身を動かしたいという場合は3Dモデルでなければ難しくなってきます。
一方で、雑談やゲームを中心に行っていくということであれば3Dモデルで活動を始めなくてもいいでしょう。

まずは、自分自身がVTuberとしてどのような活動をしていきたいのかよく考えてみて、その上で合っているのはどちらなのか考えていくと活動モデルを決めやすいと思います!

おわりに

今回は「2DモデルVTuberと3DモデルVTuberについて」違いやメリット・デメリット等を色々と書いてきました。

まとめ
2D・3Dですが、簡単には2D=2次元、平面・3D=3次元、立体です。2D/3DVTuberは、活動内容や方法や用意するものにも違いがありますが、人気(人気に出やすさ)についてはあまり影響は無いように思います。そして、2DモデルVTuberのメリットには「比較的安価、2Dモデラーが多い、始めやすい」といったことがあり、2DモデルVTuberのデメリットには「自由な動きができない」ということがあるでしょう。一方で、3DモデルVTuberのメリットとしては「自由度が高い」ということがあり、3DVTuberのデメリットには「準備が大変、お金がかかる」ということがあげられます。どちらで活動しようかと悩んだ場合には「2Dモデルで活動を始め、3Dモデルを作成する」という方法がオススメです!

最近では、モデル制作の選択肢も増えていますのでご自身のお好きな活動方法をお選びいただき、後悔のないVTuber活動をしてくださいね。